事例12加害者本人が任意保険未加入であった事案

依頼者

Aさん/60歳

受傷部位

首・胸・背・腰・骨盤

後遺障害等級

非該当

後遺障害内容の項目

なし

解決方法

訴訟

担当弁護士

畝岡遼太郎 弁護士

事故の内容

 依頼者車両が,事故現場付近の県道を直進走行していたところ,信号のない丁字路交差点において,左方の脇道から強引に右折進行しようとした相手方車両が依頼者車両に衝突した。

 

弁護内容

 相手方車両運転手は,任意保険に加入しておらず無保険であったため,相手方本人に直接的に損害賠償請求を行う必要があった。相手方には賠償に十分な資力がなかったが,業務中の事故であったため相手方の使用者(勤務先)に対しても損害賠償請求を行った。
 弁護士介入後,相手方及び相手方の勤務先に内容証明郵便を送付し,相手方らに代理人が就任するなどしたが,相手方らからの適切な対応はなく,相手方の給与債権の仮差押命令申立,相手方勤務先の不動産仮差押命令申立を行った上で,訴訟提起するに至った。

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結果

約245万円
増額

 裁判手続へと移行したが,その後,相手方らから,依頼者に有利な内容の和解案の提示があり,依頼者がこれを承諾することによって,本件は終結するに至った。

解決に至るまでに

POINT01

 本件で,相手方らから提示された和解内容は,損害額としては依頼者の請求金額を前提に,依頼者の若干の過失を前提とした過失割合にしたがって損害賠償金を算出したものであり,依頼者にとって極めて有利な内容であった。
 本件においては,相手方が無保険であり,裁判で依頼者の損害賠償請求が認められたとしても,回収できない可能性もあったが,回収できないリスクを防止するために,相手方の給与,相手方の勤務先の所有不動産などを保全していた(債権仮差押命令申立,不動産仮差押命令申立)。
 裁判手続において,依頼者に有利な和解案が相手方らより早い時期に提示されたのは,当方より相手方らの財産の仮差押えを行っていたからと思われる。
 このように,加害者本人が任意保険に加入しておらず,また加害者本人に十分な資力がなかったとしても,業務中の事故であれば勤務先に責任追求することが可能であり,本件は,勤務先の所有不動産に保全(仮差押え)を行ってプレッシャーをかけることができた結果,早期解決に結び付けることができた事例である。

POINT02

弁護士からのコメント

担当弁護士氏名
畝岡遼太郎弁護士