よくある質問 労働災害

事業主に対して損害賠償請求ができるんですか?

事業主には,労働者がその生命,身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう必要な配慮をしなければなりません(労働契約法5条)。これを安全配慮義務といいます。
労働災害のうち,事業主の安全配慮義務違反が認められるものについては,労災保険による補償では満足できない損害部分の賠償を請求することができます。

例えば,【建設現場で高所作業中に墜落防止措置が不十分であったために墜落して脊髄損傷になった事例】や,【毎月100時間を超える残業をさせられて脳梗塞を発症して死亡した事例】については,事業主が安全配慮義務に違反していると認められますので,事業主は損害賠償責任を負います。
また,労災保険による補償は,治療費,休業損害の6割と後遺障害逸失利益の一部しか支払われないことになっていて,損害額の多くを占める精神的損害(傷害・後遺障害)については全くの補償外なのです。そのため,実は労災保険による補償の何倍もの損害賠償を請求することができるのです。

弁護士に依頼すれば,事業主に安全配慮義務違反がないかどうかを究明し,請求可能な損害額を計算してもらうことができます。