むちうちだからとあきらめないで
むち打ち症でも、しびれやめまいなど神経症状があって、きちんと通院していれば、
後遺障害の等級【14級9号】も認められて、適正な補償を得ることができます。
保険会社の担当者は、むち打ちは3ヶ月経ったら治る!とあたかも被害者が詐病を使っているかのように対応してきますが、
むち打ちだからとあきらめて泣き寝入りはしないでください。

むちうち(頚椎捻挫)

むちうち(頚椎捻挫)とは

交通事故被害者の6割のかたが、いわゆる「むちうち」、頚部の損傷を発症します。
むちうちとは、交通事故などによる大きな衝撃により、頚部が、むちがしなるように前後に連続して
大きく動くために、頚部の筋肉、靱帯、椎間板、血管などが損傷するものとされています。
特に追突事故の場合には、車の座席に身体をあずけている状態に、突然、後方から大きな衝撃が加わるかたちに
なりますので追突の衝撃で頭部が前方に倒れ、そして元の位置に戻ることで頚部が前後に揺れ動いてしまいます。
平成25年の事故類型(警察庁交通局データ参照)からもわかるとおり、
交通事故の約72%が追突事故によるものですので交通事故被害者の6割がむちうちになることにも納得です。
なお、むちうちは医師の診断時には、「頚椎捻挫・頚部捻挫・外傷性頚部症候群」などの診断がされます。
頚椎捻挫の治療は整形外科にて受診します。

むちうちの主な症状
  • 頚部、肩甲部などの圧痛
  • 頚椎の運動制限、運動痛
  • 筋力低下

症状が出るのは負傷した箇所だけとは限りません!

むちうち、頚椎捻挫の場合、骨折などの症状と違い、負傷したその部位だけでなく、その他の部位に不定症状が表出することがあります。
椎骨には脊髄などの神経が走行しており、脊髄から枝分かれした神経根は身体各部を支配しているため、頚部だけの症状に留まらず、手指などに痺れが生じたり、視力や聴力などの神経関係に支障が生じることもあります。
頚椎捻挫による神経症状は、左右いずれかの頚部や肩などの上肢から手指にかけての痺れです。
痺れといっても、常にビリビリしているようなことはなく、それほど深刻なものではありませんが、
手指のじわっとした感覚、重さ感、だるさ感などが感じられます。

バレー・リュー
症候群って?

頚椎捻挫による症状のうち、頭痛やめまい、耳鳴、吐き気、視力低下、聴力低下などの症状を
バレ・リュー症候群と言います。
バレ・リュー症候群の症状は、頭痛や不眠が代表的ですが、倦怠感、疲労感、脱力感、めまい、耳鳴、
難聴、眼疲労、視力調節障害、痺れ、肩こり、背痛、腰痛、動悸、息切れ、血圧低 下、四肢冷感、食欲不振、
胃重感、腹痛、下痢、便秘などがあります。

むちうち(頚椎捻挫)の症状経過

交通事故に遭った直後は、突然のことによる驚きと焦りなどで、身体の異常に気付のが遅くなることが良くあります。
交通事故の損害賠償においては、交通事故受傷直後の被害者の自覚症状と医師の判断を非常に重要視しますので、交通事故
受傷直後の違和感がなかったとしても念のため病院にて診察を受けることが重要です。

  • 交通事故受傷直後の自覚症状

    自覚する症状がほとんどない、
    頭がぼーっとしていた、
    頚部の痛み、圧迫感、頭痛、吐き気

  • 交通事故受傷数時間後   
           ~1週間程度

    頚部の痛み、圧迫感
    頚椎の運動制限、運動痛
    肩こり、頭痛、吐き気、
    上肢(肩、腕、手指など)の痺れ、重だるさ

  • 交通事故受傷後2週間   
           ~4週間程度

    上肢(肩、腕、手指など)の痺れ、重だるさ
    放散痛、めまい
    耳鳴、聴力障害、視力低下

むちうち(頚椎捻挫)の治療

頚椎捻挫の治療について、交通事故受傷時の衝撃にの大きさにもよるが、基本的には安静にする必要はないと言われています。
頚椎カラーや頚椎ポリネックを処方されることがありますが、頚椎の靭帯組織に障害がある場合や、疼痛のために頚部の保持ができない場合に限って処方されることが多く、このような場合を除くと、処方されても3日~4日程度で運動を開始することが勧められているようです。そのため、交通事故による受傷が頚椎捻挫のみの場合、もちろん、被害者の業種や業務内容、就労状況によっても違いますが、長期間の休業を必要としたり就労を制限しなければならないことは、ほとんどありません。
交通事故による頚椎捻挫の治療は、一般的には、理学療法(物理療法と理学療法)いわゆるリハビリがメインとなります。
理学療法には以下のようなものがあります。なお、薬物療法としては、一般的に鎮痛剤や消炎鎮痛剤を内服することとなり、理学療法と薬物療法を継続して、完治を目指すことが基本となります。

牽引療法

頚部を引っ張ることで椎間関節の周囲にある軟部組織を伸ばしたり、椎間関節の変位を矯正します。
マッサージのような効果による血液などの循環を改善し、
頚椎捻挫による症状の緩和のために行います。
ただし、交通事故受傷直後の急性期には、かえって筋緊張による疼痛を憎悪する原因となる可能性があることから避けられています。

温熱療法

体の表面から、直接、組織に温熱を与える療法です。ホットパックやパラフィンパック、超音波療法などがあります。
その効果は科学的には証明されていないようですが、症状の緩和ができ、被害者のかたには評判が良い治療方法です。

運動療法
可動域訓練

頚椎捻挫による痛みのため、頚部を動かせる範囲、前後や
左右に倒す動作がやり辛くなってしまうことがあります。
痛いからと言って放っておくと、筋肉や関節の拘縮に繋がる
可能性があるため、動かせる範囲を徐々に広げることが
必要です。

筋肉強化

頚椎捻挫による痛みや痺れのため、痛みや痺れのある腕や手指(患側)などをかばって、無意識のうちに、その腕や手指をあまり使わなくなることがあります。
筋肉は使わずにいると、弱く細くなっていきます。これを筋萎縮と言います。
実際に腕の周囲を計測し、痛みや痺れのある側(患側)と正常の腕(健側)を比較すると、痛みや痺れのある側(患側)が細くなっていることがあります。
このような筋委縮を防ぐために、筋力の強化を行います。

電気療法

患部に電気を流し、刺激を与えることによって、筋肉の痛みや神経痛を和らげる治療法です。
EMSなどは最近よく聞かれます。その効果は科学的には
証明されていないようですが、症状の緩和ができ、被害者
のかたには評判が良い治療方法です。

むちうちで理不尽な思いをしている方へ
保険会社との交渉代行

むちうちだからとあきらめないでください。
弁護士法人 和氣綜合では後遺障害認定から徹底サポートします。

交通事故でむちうちになっても、骨折のように怪我が目に見えるわけではないので、
むちうちは周囲の人からは大したことはないと思われがちです。
それどころ か、加害者側の保険会社からも
「むちうちでそんなに長く治療する必要はない」とか、「むちうちで仕事を休む必要はない」とか言われてしまいます。

交通事故によるむちうちの怪我で苦しめられ、保険会社の対応でまた苦しめられる。
被害者としてこんなに理不尽なことはありません。
交通事故に遭い何ヶ月も整形外科に通院したにもかかわらず、痛みや痺れが残っている方であれば、なおのことだとおもいます。
身体も心も追い込まれつらい思いをしていませんか?つらい保険会社への対応を弁護士法人 和氣綜合まで。

診断書作成からお手伝い

むちうちは目に見えません。しかしながら、何ヶ月も整形外科に通院して、痛みや痺れが残っているのであれば
これはれっきとした後遺障害です。
確かに、目に見えないむちうちで後遺障害等級を獲得するのは、簡単なことではありません。
しかし、後遺障害認定の経験が豊富な専門家のアドバイスを受けて、後遺障害診断書を作成すれば、むちうちが後遺障害として
認められる可能性は、格段に高くなります。
弁護士法人 和氣綜合では交通事故によるむちうちの被害者の方に、無料で法律相談を実施しています。

等級の異議申し立て

1回目の申請で後遺障害として認められなくても、諦める必要はありません。
異議を申し立てればよいのです。弁護士法人 和氣綜合でも、むちうちで1回目の申請では後遺障害として認められず、
異議を申し立てた結果、後遺障害として認められたことは数多くあります。1 回目の申請で認められなかった方も、
ご遠慮なく弁護士法人 和氣綜合までご相談ください。

むちうちの後遺障害等級について

むちうち(頚椎捻挫)の治療

交通事故でむち打ちの傷害を負っても、治療により完治して、通院を止めた後も痛みやしびれが
残らなければそれに越したことはありません。
しかし、実際には、痛みやしびれを残した状態で症状固定になる方が多いのです。
そこで、実際の体の状態に合った正確な後遺障害等級認定がされるためのポイントを説明します。

  • 整形外科の医師に真面目に通うこと

    「忙しいから」という理由で通院回数が少ないと、
    症状が軽いから通院していないと判断されてしまうことがあるようです。
    また、、整骨院に通院される場合でも,医師による診察を定期的に受けるようにしてください。
    何かと不利益があるので、医師への通院をお勧めします。

  • 医師に自覚症状を正確に伝えること

    画像や神経検査の異常所見の結果と自覚症状が一致していることが重要になりますが、自覚症状をしっかりと医師に伝えないと、
    診断書等への記載をきちんとしてもらえない可能性があります。

  • MRI画像を早い段階で撮影すること

    MRI画像で異常所見があるか否かは、後遺障害認定の上でたいへん重要です。

  • 神経検査を実施すること

    ジャクソンテスト、スパーリングテスト、深部腱反射検査、筋萎縮検査といった神経検査を実施してもらうことは後遺障害認定の上で必須です。

  • 自覚症状と画像や神経検査の異常所見を後遺障害診断書に正確に記載してもらうこと

    医師は、患者を少しでも治療して回復させることが仕事であり、後遺障害による損害賠償にはそれほど関心がない場合が多いです。
    そこで、後遺障害診断書の記載をお願いするときは、医師がこれらの事項の記載に注意を払うようにサポートすることが必要になってきます。
    このように、実際の体の状態に合った後遺障害等級が認定されるためには、気を付けなければならないことがたくさんあります。
    当事務所では、事故直後から被害者の依頼を受け、適切な後遺障害等級認定を受けられるために全面的にサポートします。

むちうちの後遺障害等級認定によって賠償額が変わる?

交通事故でむち打ちの傷害を負い、その後治療しても残ってしまった痛みやしびれについては、
後遺障害等級認定がされるか否かで得られる賠償額が大きく異なってくるので、後遺障害等級認定が
されるか否かは、被害者にとって重大な問題だと思います。
むち打ちの場合、14級9号(局部に神経症状を残すもの)か12級13号(局部に頑固な神経症状を残すもの)
に該当する可能性があります。
被害者の方がもっとも避けたいのは、実際は後遺障害があるのに、やり方を誤ったために後遺障害認定
がされないということだと思います。

後遺障害等級【14級9号】獲得のポイント

  • 症状をきっちりと記録してもらう

    むち打ちは自覚症状がメインですので,症状を客観的な資料(診断書やカルテ)に記載してもらうことが重要です。どの部分にどのような症状があるのか,主治医の先生にきちんと訴えてカルテに記載してもらいましょう。

  • 6ヶ月以上,定期的に通院しましょう

    6ヶ月未満の治療で終わった場合,自賠責は後遺障害として認めていません。将来もしびれが継続することを立証するためにはある程度の期間,治療を受けている必要があるのです。
    これに対して,保険会社は,3ヶ月程度で治療費の支払いを打ち切ってきますが,あきらめずに通院を継続させて下さい。
    その時点で打ち切ると,後遺障害の補償ももらえず,わずかな傷害慰謝料などを受け取って終わりになってしまいます。
    ですので,むち打ちではとにかく6ヶ月以上通院することを心掛けて下さい。

  • MRIや神経学的テストを受けましょう

    MRI画像や神経学的テストで異常所見,例えば椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄などの所見が認められれば,後遺障害に認定される可能性はぐんと高まります。異常所見が交通事故によって生じたものと証明できないことがほとんどですが,問題ありません。
    かなりのケースでこれらの検査が実施されていないように思います。もし実施されていなかったら,主治医の先生にお願いしてみて下さい。

  • 後遺障害診断書をきっちり作成してもらう

    後遺障害の審査は書面審査です。主治医に後遺障害診断書の必要事項をきっちりと記載してもらう必要があります。ただし,医師は,自賠責保険の等級認定システムにそれほど詳しいわけではありませんので,必要かつ十分に記載してくれていることはむしろ少ないように思います。
     後遺障害の等級を獲得して,しっかりとした補償をもらうためには,等級認定システムに詳しい弁護士に後遺障害診断書をチェックしてもらうのがもっとも確実な方法です。

自動車損害賠償責任保険後遺障害診断書

電気療法

むちうちFAQ

頚椎捻挫(むち打ち)・腰椎捻挫むち打ち(頚椎捻挫)や腰椎捻挫の慰謝料の相場を教えてください
通院期間にもよりますが,平均的な治療期間6~12か月ですと,80~100万円ぐらいです。
むち打ちで、後遺障害の等級認定を獲得するためのポイントを教えてください
⑴しびれ,ふらつきなど神経症状を主治医にきちんと説明すること
⑵少なくとも6ヶ月以上,定期的に通院すること
⑶MRI診断や神経学テストを受けること
むち打ちの逸失利益の相場について教えてください
労働能力喪失率は5%,喪失期間は3~5年と言われていますので,年収330万円の方ですと,

330万円×5%×(2.723~4.329)≒45万円~71万5千円

となります。

【むち打ち・頚椎捻挫】MRIを受けましたが、異常なしとされました。後遺症認定は無理ですか?
異常がなかったとしても認定される可能性はあります。
神経学テストなどでむち打ち症を推認できるような事情があれば十分に認定される可能性があります。
むち打ちや頚椎捻挫で、後遺障害の等級認定を狙う場合にはどのような神経学的検査を受けるべきですか?
頸部についてはジャクソンやスパーリングテストがあり,腰部についてはSLRテストやFNSTテストなどがあります。いずれも神経症状を誘発させるためのテストです。
頚椎捻挫(もしくは腰椎捻挫)となりましたが、病院(整形外科)に通うべきですか、それとも整骨院や接骨院に通うべきですか
治療・診断は病院でしか行うことができませんので,病院には必ず通院して下さい。そのうえで,リハビリを病院で行うか整骨院・接骨院で行うかは主治医に相談してみるとよいでしょう。
【腰椎捻挫】腱反射テストは、後遺障害の立証にあたって重要な検査になりますか?
はい,重要な検査です。

SLRテストとは何ですか?【腰椎捻挫】
SLRは Straight Leg Raising の略です。仰臥位で膝関節を伸展したまま下肢を挙上した時、70度未満で坐骨神経に沿った疼痛が誘発された場合、L4/5、L5/S神経の圧迫を強く疑う事が出来ます。
FNSテストとは何ですか?【腰椎捻挫】
FNSは Femoral Nerve Stretch の略です。腹臥位で、膝関節を90度屈曲して下腿を上方に引き上げた時、大腿神経に沿った疼痛が誘発された場合、L2/3、L3/4神経の圧迫を疑う事が出来ます。